内閣府の原子力委員会はプルトニウム利用の基本的な考え方を15年ぶりに改定した。
新たな指針では、「プルトニウム保有量を減少させる」「(保有量は)現在の水準を超えることはない」と明記した。
核燃料の再処理にあたっては「プルサーマルの着実な実施に必要な量だけ再処理が実施されるよう認可を行う」として、青森県六ケ所村に建設中の再処理工場でのプルトニウムの製造を原発で使い分までしか認めない方針を示した。
また、電力会社の間の連携・協力を促し、海外保有分のプルトニウムの着実な削減に取り組む方針を示した。
ただ、削減の具体的なスケジュールや削減量などは示されていない。