厚生労働省の審議会は、全国平均の時給で26円引き上げ、時給874円とする目安を示した。最低賃金が時給で示されるようになった2002年度以降、最高の引き上げ額。
最低賃金をめぐっては、政府は2016年に決定した「一億総活躍プラン」で、毎年3%程度引き上げ、将来的に全国平均で時給1000円とする目標を掲げた。昨年度まで2年続けて25円の引き上げが行われてきた。
今回示された目安を基に、ことし秋をめどに都道府県ごとに最低賃金が決められることになる。