アメリカのトランプ大統領は、2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる疑惑をめぐり、今月16日の米ロ首脳会談のあとの記者会見で「ロシアが関与していると信じる理由はない」などと、疑惑を否定するロシアの主張を受け入れる発言をしていた。
トランプ大統領は、「『ロシアが関与していないと信じる理由はない』と言うべきところを『関与していると信じる理由はない』と発言してしまった」と発言を修正した。また、「ロシア疑惑」についてロシアの関与を断定したアメリカの情報機関の結論を受け入れ、「情報機関に全幅の信頼を寄せている」などと述べた。
アメリカ国内で野党だけでなく与党からもトランプ大統領の発言に対する批判の声が高まったことを受けて、事態の収束を図った形。