アメリカのトランプ大統領は、ホワイトハウスで北朝鮮のキムヨンチョル朝鮮労働党副委員長と面会した後記者団に対し、キムジョンウン朝鮮労働党委員長との会談について、「6月にシンガポールで会う」と述べ、米朝首脳会談を当初の予定通り開催することを発表した。
トランプ大統領は、「会談はプロセスの始まりになる」「会談で何かに署名するようなことはないだろう」などと述べ、非核化にむけた北朝鮮との交渉が長期化する見通しを示した。また、「もう最大限の圧力という言葉は使いたくない」と述べ、北朝鮮に対する姿勢を軟化させた。
さらに、非核化が実現した後の北朝鮮への経済支援について、「日本や韓国、中国が助けてくれるだろう。アメリカは多くの金は使わない」などと述べ、アメリカは距離を置いて北朝鮮の近隣国に任せる考えを示した。