アメリカのトランプ大統領は、ワシントンを訪問している韓国のムンジェイン大統領との会談で、6月12日に予定されている米朝首脳会談について、「われわれが求める特定の条件があり、それが実現しなければ会談は行わない。6月12日には会談が開かれない可能性がある」と述べ、非核化をめぐる立場の隔たりが埋まらない場合に首脳会談を延期する可能性があることを示した。
その一方で。「キムジョンウン朝鮮労働党委員長の安全を保証する。彼の国はとても豊かになる。私は北朝鮮がこの機会を逃すべきではないと思っている」とも述べ、北朝鮮側に対して、対話に応じるよう促した。
トランプ大統領はまた、「少し失望している。キム委員長が、習主席と2回目の会談をしてから態度が少し変わったからだ。それが気に入らない」と述べ、中国に対する不信感を示した。
これに対し韓国のムン大統領は、「過去に失敗したので今回も失敗すると悲観すれば、歴史の発展はない。私は会談が予定どおりに開かれると確信している」と述べた。