「マネタリーベース」は、世の中に出回る紙幣や硬貨、民間の金融機関が日銀に預ける「当座預金」残高を合わせたもので、日銀が市場に供給しているお金の量を示す。
日銀が大規模な金融緩和政策を続ける中、2017年末時点でのマネタリーベース残高は、1年前より42兆5600億円増えて479兆9976億円となり、過去最高を更新した。
マネタリーベースは5年間で3.4倍に拡大したが、日銀が目指す2%の物価上昇率目標の達成は依然としてメドが立っていない。