在日アメリカ軍・普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐる新たな裁判が沖縄地方裁判所で始まった。
国は今年4月、移設に向けた事実上の埋め立てとなる護岸工事を始め、今後、海底の岩礁の破壊を伴う工事が予定されている。
裁判で沖縄県側は「埋め立て予定地の海域には漁業権が設定されていて、岩礁を壊す許可が必要だ」と主張した。
これに対し国側は「裁判を起こすことができる場合に当たらない」などとして、県の訴えを退けるよう求めた。